ブックメーカー投資 [新投資種目]

ここ2~3年で一番驚いた「投資ねた」は、ブックメーカー投資の仕掛けです。


ブックメーカー投資は欧米で行われている賭け事(スポーツクジ)を利用しながらも、勝率100%を実現できてしまうという、なんともインパクトの強い投資ジャンルです。


もちろん、投資であるからにはリスクは存在するのであって、勝率100%は言ってみればルールに従った「場内の勝率」です。「場外」ではいろいろな事が起こるので、損をする事もあるのですが、それを考慮しても理論勝率100%が成り立ってしまう仕組みとは凄いものです。


欧米のスポーツクジは日本とスケールが全く異なり、ブックメーカーという胴元の会社が2,000社あるとか、3,000社あるとか言われています。


スポーツクジは試合の勝敗を予想して賭けるわけですが、同じ試合を複数のブックメーカーで扱っているわけです。そして、それぞれのブックメーカーごとにオッズが異なっています。ここが1つ目の重要なポイントです。


それぞれのオッズはいろいろ変動します。しかし、とある条件が成立する瞬間に「両建て」すると、試合でどちらが勝っても利益が残るのです。


つまり、A社でXチームが勝つほうに賭け、B社でYチームが勝つほうに賭けて、Xが勝ってもYが勝っても利益になるような条件が存在するのです。


しかし、賭けた後にオッズが変ってしまったら?


実は、欧米のスポーツクジではもう1つ重要なルールがあります。それは、賭けたときのオッズが適用されるというルールです。賭けた後に、オッズがどう変ろうが関係ないんですね。


ある意味、このルールが1番驚きました。このルールが存在しなければ理論勝率100%はありえないので、これが2つ目の重要なポイントです。


このように、ブックメーカー投資は単なる賭け事ではなく、非常に興味深い投資ジャンルなのです。ブックメーカー投資に関する詳しい情報については、


「スポーツアービトラージャー」


などを参照してください。


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